宇宙の法則と仏法7字

ひとりの意識革命が人類を救う

法華経7つの譬え話に隠された法則

ハロー、ニャンコ先生です

前回、隊長が「太極図」から「生命」の謎を考察してくれたね

猫の身のこなしや生き方が、天狗や忍者みたいだってね

そうだよ、猫は人間に色々教えるために、知恵の星シリウスが地球に派遣した動物だニャ

「猫と東大」って本も出てるよ、東大は知恵の集団だよね

太極図は、数字の6と9にも見えるね 

ニャンコ先生の仲間たちは、時々「太極図眠り」をして人間に教えてるよ、ほら

かわいいね、たまらんニャ~ (画像はお借りしました)

 

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猫の陰陽太極図

ところで、今回のお話は、子供たちでも理解できる「法華経7つの譬え話」だよ

法華経はとっても難しいから、ブッダが誰にでも平等に理解できるように、大切な事を「物語」にして残したんだ

実はこの「7つの譬え話」は、各お話の教訓が「南無妙法蓮華経」のひと文字ひと文字に繋がるよ

つまり、7つのお話は、7つの宇宙法則だってことだニャ~

冬休みに、お子ちゃま達に毎日一話ずつ「クイズ形式」で聞かせてあげたらどうかニャ?

それじゃあ、お話を見て行こう

 

①南 【リズムの法則】 

髻中明珠(けいちゅうみょうしゅ)の喩え

ある国に王様がいました 

その王様は、国の兵士が良い働きをすると「ご褒美」に、城や衣服・財宝などをあげていました

でも王様は、自分の髪を束ねた髻(まげ)の中にある大切な宝石だけは、簡単にあげませんでした

*王様とは仏で、兵士たちは弟子、与えた褒美とは法華経以前の様々な教えで、髻中の明珠とは法華経の事

仏は法華教を教えることを最後まで慎重に控えていたことを表す

(教訓) なにごとも「絶好のタイミング」がある

法華経は人類を救う最後の切り札である

(現代風メッセージ) 宇宙は人類の意識上昇(人間革命・アセンション)を待っている

 

②無 【波動の法則】

化城宝処(けじょうほうしょ)の喩え

ある所に、お宝のある場所を探して旅する人々がいました

ある日、旅の人々はみんな疲れてしまい途中で止まってしまいました

そこで一人のリーダーが、魔法で「幻の城」を出現させて人々を休ませました

そこではみんな、すっかり元気になりました

みんなが元気になると、リーダーは「これは仮の城である、本当の場所はまだ先だ」と告げました

旅人たちは再び出発し、ついに本当の宝の場所までたどり着きました

*仏の化導によって二乗(声聞・縁覚)がその悟りに満足せずに修行を続け、仏界に至らしめることを説いている

(教訓) 小さな課題から地道にコツコツ進み、人間革命・境涯革命・悟りに至ることができる

修行によって「空」を悟ることがゴールではない、停滞は「死」だ

(現代風メッセージ) アセンションや悟りがゴールではない、宇宙は永遠に新陳代謝し循環しているのだから

停滞してる波動と進化してる波動は、お互い引き寄せ合わず、はっきり分かれるだろう

 

③妙 【心の法則】

長者窮子(ちょうじゃぐうし)の喩え

ある日、子供の頃家出をして長年放浪している貧乏な男がいました

その男は、大きなお屋敷の前を通りかかり、そこで掃除夫として雇われました

ところが、そのお屋敷は、男の父親の屋敷でしたが、男はそれに気づきませんでした

父親のほうはその掃除夫が自分の息子だと気づきましたが、敢えて長い間、働かせていました

ついに父親は死ぬ直前に、息子に実の子であることを明かし、財産を譲りました

*父は仏、放蕩息子は衆生のこと 一切の生物はみな「仏の子」であり、成仏することができると説く

(教訓) 自分の心・魂は宇宙と一体であり、仏や創造主である(成仏) 

いつしか誰もがそのことに気づき目覚める

「妙」とは「自己宇宙・心・愛・慈悲」

聖書の「放蕩息子の帰還」では、「愛」が教訓

(現代風メッセージ) 心と宇宙・神仏は一体であり、万物が宇宙の子供である 

それを個人の心の周波数チャンネルで個別に観ているだけなのだ

自分の中に、宇宙や仏や神々や多くの種類(十界)の人格がいるのである

 

④法 【投影の法則】

三車火宅(さんしゃかたく)の喩え

ある日、長者の家が火事になりました

でも家の中にいた子供たちは遊びに夢中で火事に気づかず、外に出ようとしませんでした

そこで父親は子供たちを外へ連れ出すため、「羊の車と鹿の車と牛の車が外にあるぞ」といって外へ誘い出したので、子供たちは助かりました

そしてその後、更に立派な大白牛車(だいびゃくごしゃ)の大きな車を与えました

*火宅は苦しみの多い三界(娑婆世界)、三車とは三乗の教え(法華経以前の経典)、大白牛車は一乗(法華経)

人々の機根(仏の教えを理解する素質や能力)を声聞・縁覚・菩薩の教えで調教し、最後に究極の法である法華経を与えることを表す

(教訓) 世俗にどっぷり浸かり、時間に追われ夢中でいると「井の中の蛙」で外の世界が観えない

この娑婆世界(火宅)は修行するためにあり、六道輪廻を繰り返しながら魂は学び成長している

成長していけば現世で法華経に巡り合うことができる

(現代風メッセージ) 人間は個別に機根という周波数チャンネルを持っている

この世は、その心の周波数や潜在意識(ハイヤーセルフ)が現実化している場所である

周波数(心意識の波動)が変われば現実も変わるということだ

地球は修行の場所であり、魂を進化させるためにここへ生まれてきた

病気や苦労は進化するために自分の魂が自分に課した課題である

 

⑤蓮 【因果の法則】

良医病子の譬え

ある日、子供たちが毒を飲んでしまい苦しんでいました

父親は医者だったので、毒を消す薬を子供たちに与えました

数の子供たちは毒気が軽かったので、素直に薬を飲み助かりました

しかし残りの子供たちは父親の薬も毒だと思いこみ、飲もうとしませんでした

そこで父親は家を出て、自分が死んだ事にして子供たちにウソをつきました

子供たちは父親の死を知って嘆き悲しみ、やっと正気を取り戻して、父親が残した良薬を飲んでくれました

*医者の父親は仏で、毒で苦しむ子供たちは衆生

父親がウソをついて死んだ、というのは釈迦が方便で涅槃したことを表す

(教訓) カルマが軽いと素直に仏の話を聞き功徳を得るが、業が深いと仏の話を毒だと思い、聞く耳を持たない

仏(師)がずっと生きていると、衆生は依存してしまい、自立しなくなってしまう

仮の手段(苦しみや涅槃など)を使って、業の深い衆生に求道心をおこさせている

現世の苦しみや悩みは、カルマの浄化と魂の修行のためである

(現代風メッセージ) コロナを始めこれから起こる混乱は人類のカルマの浄化である

これに伴い個人レベルで魂の浄化が必要になる

 

⑥華 【両性の法則】

三草二木の喩え

お空の雲さんは、雨を降らし、大小色々な種類の木や草を平等に潤します

*雲(クラウド)とは仏の事、雨は仏の教え、小草は人間や天上の神々、中草とは声聞・縁覚の二乗、上草、小樹、大樹とは菩薩の事

仏は大慈悲・愛をもって法華経の教えを衆生に与え、命を潤したことを表す

この地球では、自然の資源、木や植物、ウィルス、細菌、昆虫、動物も、みんな同じくらい大切な存在です

人間はこれらの存在に生かされてる事を知り、感謝しよう

(教訓) ひとり残らず平等に仏の慈悲(宇宙のエネルギー)は降り注いでいる

多様性の尊重、宇宙は多様性のバランスで成り立っている

(現代風メッセージ) この「7つの譬え話」は、子供でも理解できるよう万人に平等に説いた仏の慈雨である

生物多様性の法則」 それは人間界にも当てはまる事

「個性」を生かし適材適所の「役割」を果たすために人は生きる

宇宙の法の下に多様性の華を開花しよう

 

⑦経 【極性の法則】

衣裏珠の喩え

ある夜、貧乏な男が金持ちの親友の家で、酒に酔って寝てしまいました

親友は貧乏な友を気の毒に思い、彼の衣服の裏に高価な宝石を縫い込んでおきました

貧乏な男はそうとは知らず、相変わらず放浪する生活で満足していました

時を経て再びお金持ちの親友と会うと、貧乏な男は自分がずっと宝石を持ってた事にやっと気づきました

*金持ちの親友とは仏で、貧乏な男は二乗の教えで満足している声聞を表す

「衣裏珠に気づく」とは、「自分の中の仏界」に気づくこと

(教訓) 法華経を知らずに満足しているのは、まだまだ「道なかば」である

様々な経験や失敗を経て、自分の中の宝を見つけよう

(現代風メッセージ) これから一人ひとりが経験する事は、魂の進化に必要な事だ

その「経験」は、自分の魂が自分に課しているのだから必ず乗り越えられるのだ

地獄の底は、薄皮一枚超えると天国だ、底と頂上、端と端は繋がってるのだ

 

さて、お話の教訓と秘められた法則は分かったかニャ?

ニャンコ先生は、子猫の時にこのお話を聞きたかったニャ~

じゃあまたね、チャオ・チュール!